超不潔!!垢にまみれた双極性ソルジャ-!!
双極性感情障害と戦うソルジャ-です!!
(前回の記事はこちらになります)
精神科閉鎖病棟に入院していた私は
心身ともに疲れ果てていました。
そんな私に次なる試練が待ち受けていました。
それは、
お風呂に入る!!
髭を剃る!!
この二つの事でした。
なんだそんな簡単な事かと思われるかも知れませんが心身ともに
病んでいた私にとっては、それをこなすのがとても困難な事だったのです。
精神科閉鎖病棟では男性は週に3回(火、木、土)お風呂に入る事に
なっていたのですが、私はこのお風呂に入ることが出来ませんでした。
風呂なんて入りたくない!!
面倒くさい!!
他の患者さんは問題なくお風呂にきちんと入っているのに
私だけがお風呂を頑なに拒み、看護師さんやお風呂係りの方を
困らせていました。
とにかく、「勇気」がなかったのです。きちんと体を洗えるか、
きちんと髪を洗えるか、きちんとお風呂から上がってこれる
自身が全くありませんでした。
そんな日々が続き、気がつくともう20日以上もお風呂に
入ることなく時を過していました。困り果てた看護師さんたちは
濡れたタオルで体を拭く様に準備してくれましたが、
それさえも面倒でおざなりにしていました。
もちろん、そんな状態が続けば、どうなるか解りますよね?
髪はベタベタで「フケ」だらけになり、体も洗ってないので
垢にまみれ痒くて、おまけに髭を剃る事が全く出来なかったので
口の周りが伸びきった髭で覆われてしまいました。
いわゆる、「髭ボ-ボ-」の世界です。
もうどこからどう見ても表現は良くありませんが、
まるで世捨て人!!漂流者!!
鏡で自分の姿を見た時のショックは今でも忘れません。
まるで、自分とは別人の誰かが鏡の中にいました。
もう、どうでもいいや・・・・・
どうせ俺、ここから
出られないんだろうし・・・
完全に諦めてました。食べる物は「お粥」だけ、
体は不潔極まりなく、見かけはまるで別人の自分がいる・・・
絶対に会社の連中には見せられない・・・・・
閉鎖病棟にいる中でもこんなくだらないプライドだけはありました。
そんなプライドがあるなら風呂くらい入ればよかったのに・・・。
入院は症状を改善する為にするものなのですが、
私の場合はますます症状が酷くなるのでした・・・
次回につづく・・・・・