いきなりの洗礼!!恐ろしい精神科閉鎖病棟!!
双極性感情障害と戦うソルジャーです!!
(前回の記事はこちらとなります)
精神科閉鎖病棟に
入院することになった私。
ベット、布団、マクラ以外、本当に何もなく、
ただ、屍の様にベットに横たわっているだけでした。
入院初日の夜を迎え、不安と恐怖に怯えていた私の耳に
いままで聞いたこともないような奇声が飛び込んできました。
「出せ~ここから出せ~
出さんか~!おら、ふざけんな~!!」
壁なのかドアなのか何処か分かりませんが、
ドン、ドン、ドンと物凄い勢いで叩きながら
その声は、聞こえてきました。
最初は何が何だかさっぱり分からず、ビビリまくっていた私は
ベットからそっと廊下に出て見ると、男の人が、看護師センター
(看護師のデスクがあり、分厚い透明なプラスティックで仕切られている部屋)
の透明なプラスティックの壁を両手で物凄い勢いで叩きながら叫んでいるのでした。
「早くここから出さんか~家族が待っとんじゃ~!!」
と再び、またもや分厚いプラスティックの壁を叩きながら叫んでいるのを見て
私は絶句してしまいました。
えらいところにきてしもうた~・・・
なんじゃここは・・・・・
怒り狂っている男の人を何人かの男性の看護師が取り押さえている場面を見て思わず
ぞっとしました。ドラマや映画の世界ではなく現実の世界で
こんな場面に遭遇するなんて思いもよりませんでした。
これが精神科閉鎖病棟か・・・
ここは精神科閉鎖病棟なんだ・・・
だから鍵をかけるんだ・・・
自分が置かれている状況を改めて理解しました。
それと同時に例えようのない「絶望感」が襲い掛かってきました。
もちろん、その日は一睡も出来ませんでした。
晩の出来事があまりにもショックでショックで堪りませんでした。
朝食にも手をつける事も出来ず、お茶だけを飲みベットに横たわり、
俺、本当にもう駄目かもしれない・・・
ずっとここで過ごすのか・・・・・
と放心状態となり天井の染みをボーっと眺めるばかりでした。
例える事の出来ない「虚無感」が全身を包んでおり、
自分が「双極性障害」という事もその時は忘れていた様な気がします。
でもこれは、逃げようがない現実だったのです。
こうして私の
およそ二ヶ月にも渡る
精神科閉鎖病棟での
入院生活は始まったのでした・・・・。
次回に続く・・・・・