私の喉仏に鋭い注射の針がズブリと!!!ひでぶ!
双極性感情障害と戦うソルジャ-です。
(前回からの続きとなります)
書類に署名をした私は、看護師に案内されて、診察台に乗り、仰向けになりました。
これからブロック注射を私の「喉仏」に注射しようとしているのです。
正直、これから起こることが全く予想出来ずに不安で一杯になりました。
1分が10分ぐらいの感覚に思えて、頭が真っ白になりそうでした。
そんな不安一杯で横たわっている私の前に注射器をもった先生が現れました。
「緊張しなくてよいから、体の力を抜いて楽にしてください、
すぐ終わりますから大丈夫ですよ」と笑いながら話しかけて来ました。
冗談きつ過ぎる、喉仏に注射うたれるのに緊張しない馬鹿がいるか、
もし、打ち間違えればどうなるか解ってるんだろ!なんて心の中で叫びました。
逃げ出したくて逃げ出したくて仕方がありませんでした。
41年間生きてきてこんなに怖い思いをするなんて。
じっと、目を瞑りました。そして心の中で、普段は信じていない「神様」の名前を
何回も言いました。人が近づいてくる気配したと思ったら、そっと、
喉仏に手が当たりました。注射を打つポイントを計っているのだろうと思い
今更ながら、唾を何回も飲み込み、自分なりに抵抗していました。
先生が「じゃ、いきますよ」と一言、言葉を発し静寂が私を包みました。
「うっ」・・・・・・・・・・刺さっている!!!!!!!!!!!!
自分の喉仏に何か異物が刺し込んでくるのがはっきりと解りました。
ズブリと喉仏に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ああっ、と思った瞬間、注射器の針が喉仏から抜ける感触がありました。
恐る恐る目をあけて見ると、先生が笑顔で「ね、全然、大丈夫でしょ!」と
言って、注射器を私の目の前に差し出してきました。
それを見た私は、「なんで俺だけがこんな目に合わなきゃいけないんだよ」という
2018年8月23日の今日までに、何万回、いや何億回、心の中でつぶやいた負の言葉を
初めてつぶやくことになりました・・・・。
(次回に続く)